パワー解明の一歩？DNAメチル化抑制とは？
ローヤルゼリーを飲んで体調が良くなった、という喜びの声は多く聞かれますが、その成分にはまだまだ謎があります。
女王蜂も働き蜂も生まれた時は同じメスの幼虫です。
しかし特別な食事「ローヤルゼリー」を与えられることで、女王蜂の体長は働き蜂の1．5倍に、寿命は約20倍にもなります。
その食事に何か秘密があるということです。
近年オーストラリアの研究グループが、その秘密の一端を明らかにしました。
ローヤルゼリーには、蜂のDNAのメチル化を抑制する成分があるらしい、ということが分かったのです。
「DNAのメチル化」とは、DNA配列部分における炭素原子にメチル基がくっつく化学反応です。
このメチル化によって生物の体が正確に形作られていき、ガンの発生にも関係します。
ローヤルゼリーを与えられた幼虫の体内では、DNAのメチル化が抑制されて、卵巣が大きくなるなど女王蜂らしい体の発達が促されていくと考えられます。
このような遺伝子調節機能については以前から研究が進められていましたが、この研究グループの実験結果は、今後の研究進展に寄与するものと捉えられています。
ローヤルゼリーには、人体に必須のアミノ酸、ビタミン、ミネラルなど数十種類の栄養成分が豊富に含まれ、さまざまな疾患や冷え性、免疫力低下などに悩む方、アンチエイジングを目指す方などに愛用されています。
それぞれの成分は、「このような役割によるもの」と推測はされていますが、はっきりとは分からないものもあります。
ローヤルゼリーだけに含まれる興味深い成分「デセン酸」なども、そのひとつです。
この「DNAメチル化抑制機能」の発見は、まだまだ多くの謎に包まれているローヤルゼリーパワーの解明の一歩となるかもしれません。
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人間でも同じようにDNAのメチル化が
兄弟でも似ていたり似ていなかったり、体格が全く違っていたり・・・そういった特徴は、塩基配列から構成された核酸・DNAによって決まっていることはご存知ですよね。
ではそっくりに見える一卵性双生児はどうなのかというと、出生時のゲノムDNAの塩基配列は全く同じです。
しかし成長の過程で引き起こされるDNAのメチル化はそれぞれの環境要因で異なっており、これによって一卵性双生児であっても様々な違いが出てくるのではないか、という研究報告があります。
このような人間の「環境によるDNAメチル化」の違いは、同じ働き蜂の幼虫が、ローヤルゼリー摂取の有無によって女王蜂と働き蜂とに分かれる現象に似ています。
蜂やマウスの実験で明らかになった事象が、哺乳類の人間にも当てはまると言うことは出来ませんが、実は他の研究においても、哺乳類でも栄養条件によってDNAのメチル化に変化が生じ、遺伝子の働き方に違いが出てくるということが分かっています。
人間がローヤルゼリーを摂取することで、働き蜂の例のような体格の変化が起こるわけではありませんが、体調がスッキリしたり肌の調子が良くなったりする変化と、何らかの関係があるのかもしれませんね。
女王蜂とローヤルゼリー
働き蜂の幼虫が卵からかえって60時間、そこまではどの幼虫もローヤルゼリーを与えられるのに、その先もローヤルゼリーを与えられるのは群の中でわずか1匹だけです。
それ以外の幼虫は、花粉やハチミツを食べて働き蜂の成虫になります。
ローヤルゼリーによってDNAのメチル化が抑制され、その体格や卵巣の大きさ、寿命に変化が訪れますが、そうして成虫になった後も、女王蜂は一生ローヤルゼリーを与えられ続けます。
女王蜂は1日に1000～2000個もの卵を産み続けますから、そのバイタリティを保っているのがまさにローヤルゼリーのパワーと言えます。
どうして1日に1000個も卵を産まなければならないの？と疑問に感じるかもしれませんが、これは1つの巣に必要な働き蜂の数と寿命に理由があります。
巣には1～5万匹の働き蜂が必要でありながら、越冬時以外の寿命はわずか1ヶ月です。
常に働き蜂の数を確保するため、冬と酷暑以外は1日1000個を超える卵を産み続けているのです。
生命の神秘に満ち、未だ全容は解明されていないローヤルゼリーの働きや成分ですが、これを摂取することで起こる蜜蜂の変化、そして人間にも感じられる健康・美容への影響は、世界中のローヤルゼリー商品愛用者の数やその口コミから伺うことができます。
健康、美容への関心は今後も薄れることなく、高まっていくことでしょう。
今なお続けられている多くのローヤルゼリー研究に注目したいですね。
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「DNAメチル化抑制とは？に関して」・・・みんなの質問
デセン酸とはなんですか？
デセン酸の正式名称は「10‐ヒドロキシデセン酸」です。
脂肪酸の一種であり、コレに近いものとしてはグリセリンがあります。
その主な成分は、皮脂の分泌量を整え、女性ホルモンに似た成分、血糖値が急激に上がるのをサポートするといった事が挙げられます。
このことからも、ローヤルゼリーの品質は、デセン酸含有率がどれくらいかで計ることができます。
オーストラリアの研究グループとは？
オーストラリアの国立大グループです。
アメリカの科学雑誌「サイエンス」の電子版に発表しています。
この研究グループでは、DNAを化学的に変化させて遺伝子の働きを変えてしまうDNAメチル化に注目。
ミツバチの幼虫を使ってメチル化を邪魔する操作をすると、女王蜂と同じように体の発達をすることを発見しました。
ローヤルゼリーの摂取が、そのメチル化をサポートすると推定したのです。
まだ解明されていない栄養素があるのですか？
40種類以上の豊富な成分が含まれ、そのバランスもとても良いことがわかっています。
しかし、未知なる部分が多く、40種類どころか60種類はあるのでは・・・とも言われています。
各種研究機関が積極的に調べるのも、その栄養価の高さが期待できるものだからです。
「未知な物質なリスクも高いのでは？」と思われる人もいますが、品質については社団法人ローヤルゼリー公正取引協会認定商品であれば安心して摂取できます。
